● 台湾の元米山奨学生が日本人のために設立した奨学金です
この奨学金は、かつて日本に留学し、日本のロータリークラブから奨学金を受けた学友たちが、台湾の大学・大学院で学ぶ日本の若者に奨学金を支給し、日台の絆を深める人材を育てようとするものです。設立6年目を迎える2014年度の採用数は2名です。
この奨学金の特長は、奨学金が支給されるだけではなく、実際に日本へ留学経験のある学友が「カウンセラー」として、台湾での生活に不安がないよう相談にのってくれること。また、月に一度、台湾米山学友会*1メンバーと交流する機会があることです。
せっかく留学するからには、大学関係者だけではなく、台湾の社会人とも絆を深めたい!
そんな方は、ぜひご応募ください。
注1:「台湾学友会」(正式名称:社団法人中華民国扶輪米山会)は、台湾在住の元米山奨学生(学友)で組織されています。 |
● 応募資格 ※詳細は「募集要項」をご覧ください
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(1) |
日本国籍を持ち、応募時点で日本に在住する者 |
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(2) |
2014年9月に台湾の大学・大学院への入学を予定し、入学許可書を2014年6月30日までに当会に提出できる者 |
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(3) |
1979年9月1日以降に生まれた者(35歳未満) |
● 採用数
2名予定
● 奨学期間
2014年9月から2015年8月まで(12カ月)
● 奨学金額
25,000台湾ドル(月額)
※入学金、授業料、宿舎料は個人負担とし、支給しない
● 補助費
「海外往復航空券代(エコノミークラス)」+「奨学期間中の健康保険加入料」を、上限50,000台湾ドルまで実費支給
● 選考スケジュール
6月30日(必着) |
応募締め切り
台湾の大学・大学院発行入学許可書提出期限 |
7月上旬 |
書類審査 |
7月中旬〜8月 |
必要に応じて面接
*実施の場合は2週間前に候補者へ通知 |
8月初旬 |
合格通知
*合格者のみ扶輪米山会選考委員から送付 |
● 募集要項・応募書類 ↓ダウンロードしてください↓
必要書類などの詳細は下記をご覧ください。
日本人若手研究者対象奨学金制度の募集要項
申込書
指導教員からの推薦状(見本)
● お問い合せ・応募書類送付先
公益財団法人 ロータリー米山記念奨学会
中華民国扶輪米山会奨学金係 *扶輪(フーリン)は中国語で「ロータリー」の意味
〒105-0011
東京都港区芝公園2-6-15 黒龍芝公園ビル3F
電話:03-3434-8681/FAX:03-3578-8281
※お問い合わせの際は、「台湾留学希望の件」とお申し出ください
● 第5期生の先輩からメッセージ
● 自分を心配してくれる人がいる ●
国立台湾藝術大学
大学院修士課程
井本 綾司
私と台湾米山奨学金との出会いは、インターネットで偶然この奨学金を知ったことでした。奨学生なった現在、台湾米山会のみなさんと出会うことができて本当によかったと実感しております。
米山会の活動やみなさんとのお食事の機会を通して、多くの方々とお話させていただいています。学校生活だけでは社会人の方々と出会う機会はあまり多くはありません。しかし米山会を通して、いろんな職業の方々と知り合うことができました。みなさんのお話を聞けるのは、学生である私にとってとても光栄な機会と感じています。
またみなさんと会うときは必ず「最近どう?なにかあったらすぐ言ってね」と言葉をかけてくださいます。自分を心配してくれる方がいるというのは、海外で生活する中でとても大きな精神的支えとなっています。
さらに台湾米山会では、自分の専門分野も活かす場を与えていただいています。私は現在台湾国立芸術大学大学院でピアノを専攻しています。そんな私に米山会のみなさんは演奏の場を与えてくださいます。台湾でできるだけ多く演奏活動がしたいと考え学業に励む自身にとって、とても光栄な機会だと日々感しております。
台湾米山会のみなさんとの出会いは私の留学生活において、とても大きな支えとなっています。
國立臺灣藝術大學
美術學院書畫藝術學系博士班2年
市川のぞみ
この一年間、扶輪米山会の活動を通して様々な体験をさせていただきました。また、経済的に負担が減り心に余裕ができたことで、学業に専念することができました。
米山会の活動では、11月には秋季温泉旅行で三峡の山奥へ、3月には、台湾の法務部矯正署の見学など現地の人でも普段行かないような所へ行くことができました。これらは私たち留学生にとって非常に貴重な体験ですし、それ以上に活動を通して多くの扶輪米山会の方々と親交を深めることができたことが、私にとっての大きな収穫となりました。皆さんがとても温かく迎えてくださるので何度も米山会の活動に参加するうちに、家族や親戚に会うような気持ちで居心地が良く、自然と馴染むことができました。扶輪米山会の皆さんは日本へ留学経験がある先人なので、色々とアドバイスを頂いたり、人生の模範にさせていただいております。
今回の奨学生は二人とも國立臺灣藝術大學の学生なので、井本さんがピアノ、私は書画を通して皆さんと交流してまいりました。
奨学生の期間は1年間ですが、今後も日台の架け橋となれるよう私たちの親交は一生続けていきたいです。
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